毎年年末になるとはてなブログ「男の魂に火をつけろ! 」さんが映画のベストテン企画をやっておりまして。
去年の年末は「アニメ映画ベストテン」で「いいなー参加したいなー」と思っていたんですが、気がついたら締め切り過ぎてました


もうね、もうね。子育てしてると時間が早いんだよ!
光陰矢の如しなんだよ!

そんなわけで締め切りを3ヶ月も過ぎたので集計には加算されないけれど。
やっちゃうよ、いっちゃうよ。


10位 嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲

あらすじ:家族の愛が、世界を救う


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まさかのクレしんがトップテン入りですよ。
幸せとは日常の何気ない、ちょっとした、普段だったら見過ごしちゃうようなそんな些細な事だったりするんですよね。それを気づかせてくれる作品です。
ええ。涙なしには見られません。まさかヒロシの靴下(激臭)に泣かされるとは。
ほんとにね、クレヨンしんちゃんという、どうしようもなく有名なギャグ漫画という土俵を使って、よくぞここまでできたなと。
この監督すげー と思ったものです。
そんな原恵一監督の最新作、「百日紅」は5月公開です。
楽しみすぎるけど見に行ける気がしないよ!



9位 ベルビルランデブー

あらすじ:おばあちゃんが孫のためにマフィアと戦う


アメリカ版の予告編に惚れて、DVDもサントラも購入した作品。
実際見てみたら「しまった!こいつはフランス映画なんだった!」だったけど、ジャジーな音楽といい、デフォルメされすぎな人間といい、怖いくらい無表情な孫といい、可愛さのかけらもない犬といい、全体的にぼんやりくらい画面といい、臭ってきそうなほどのジメジメ具合といい「不味い!もういっぱい!」となってしまう作品。
しんぎんべるびるらんで・ぶー まらそんだんしんどぅっどぅー




8位 おもひでぽろぽろ

あらすじ:いつかのわたし。いまのわたし。

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最初にみた時は、小さい方のタエコと同じ5年生で、正直「なんだろ、この映画」くらいにしか感じなかったのですが、20代も半ばにかかったある日、この映画をみたら「このタエコは私だ!!」となったのです。
そりゃもう「ビビビ(死語)」でしたよ。

両親共に東京出身で、田舎に対してあこがれを持っているところ。
普通に生活をしていても過去の自分がチラチラするところ。
分数の割り算が素直にできないところ。
学芸会の一言に全力を注ぐところ etc...
自分の中のもう一人の自分にあえる作品。


7位 ルパン三世カリオストロの城

あらすじ:ルパンがとんでもないものを盗んでいく話

この映画のルパンはルパン史上もっとも
かっこいいと思うんですよ。あと銭形も。
子供の頃はカリオストロ城の地下とか怖くてたまらなかったのですが、おとなになってから見返すと城だけでなく全てにおいてびっくりするほど緻密に色々設定されていて、その仕事っぷりに驚かされます。


6位 千年女優

あらすじ:大女優、藤原千代子の一生



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最後のセリフが秀逸すぎて。。。初めて観た時ぐうの音もでなかった。
現実とクロスしていく虚構がたまらない。
今敏監督作品の中では一番好き。
いや、もうこれ以上「今敏監督作品」は増えることが無い、というのがたまらなくつらい。


5位 トイ・ストーリー3

あらすじ:成長という名の別れ。



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これは1,2あっての3なんだけど、やっぱり3が一番好きかも。
私、”泣ける映画”というフレコミが嫌いなんですよ。泣こうと思って映画を見るというのは浅ましいと思うし、なにより泣ける映画って結局のところ死だったりするんですよね。
「いろいろあったけど、死んじゃいましたー。悲しいねー」みたいな。
そりゃ人が死ねば悲しいわな。
でもこの作品に出てくる涙は、成長によって得られる別れの涙なんですよ。
誰にでも訪れる、おもちゃとの別れ。
トイ・ストーリーの終いとしてすごく綺麗に終わっているので、正直4は勘弁してくださいって思ってる。


4位 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE〜総統は二度死ぬ〜

あらすじ:総統が二度死にます

それはある春の日のことでした。
もうだいぶ薹の立った女が、年甲斐もなく少女のようにドキドキしながら電話をかけました。
相手は昔からの知り合いではあるものの、そう親しいとは言えず…でも最近ちょくちょく合う機会があり、気になっていた相手。
電話に出てくれるだろうか。出てくれなかったらどうしようかな、と不安になるなか、何度目かのコールの後、繋がる。
緊張を振り払うように思い切って、
「あ・・あの!面白い映画があるので、観に行きませんか!」と電話の向こうへ。
相手の反応は
「えっと・・・どちら様ですか?」

携帯の電話帳に、私の電話番号は登録されてなかったらしい…。
そして何より名乗らなかった私、当然の反応ですね。
この後無事に映画に誘えて二人でその映画を見に行ったわけですが、電話帳に電話番号登録されてないって終わりじゃね?進展なくね?映画見に行けたとしてもその後の進展は期待できないんじゃね?と思ったもんです。
その人と数年後に結婚しましたけどね。
世の中分からないものですね。

はい。前置きが長くなりましたが。

文字通り私の人生を変えた映画です。
映画館で、まさしく”笑い転げた”作品であり、劇場には3回ほど足を運びました。その3回目を、大将ことダンナちゃんを誘って一緒に行ったのであります。緊張しまくって上映中にトイレに駆け込んだとか、今ではいい思い出です。

予算の残りがリアルタイムでわかるバジェットゲージシステムも大好き。
今では他の映画見ても脳内にバジェットゲージが見えますw





3位 天空の城ラピュタ

あらすじ:おもかじにげろー!!

何気にコテコテのボーイ・ミーツ・ガールものなんですけどねぇ、なじぇにここまで魅力的なのか。
空に浮かぶ城とか謎の石とか失われた文明でかつオーバーテクノロジーとかSF好き少年少女をくすぐる要素はいっぱいあれど、やっぱりなんといってもババア年齢を重ねた女性の描き方が最高じゃないですかね?ねぇ?
というか宮崎監督はババア年齢を重ねた女性を描かせたら右に出るものはいないんじゃないかなと思う。大ババ様にしろカンタのばーちゃんにしろ湯婆婆にしろ、宮崎作品には無くてはならない存在です。
その中でも私が選ぶベストオブ…がドーラさんです。
将来はドーラのようになろうと思います。
ナウシカになることは諦めました。

2位 美女と野獣

あらすじ:美女と野獣とろうそくと時計と…俺とお前と大五郎




お姫様でないディズニーヒロインというのも画期的だったし、本が好きという設定も自分好みでした。でもそれ以上に音楽がいい!「たったひとりの晩餐会」は何度そのシーンを巻き戻して見たことか。
個人的に野獣は野獣の姿のほうが好きだったので、最後に野獣が人間の姿に戻ってしまうのは正直残念でした。そういえば、野獣もディズニーではめずらしい七三分けじゃない王子だったね!
繰り返しみたシーンとしてはアラジンの「フレンド・ライク・ミー」や「アリ王子のお通り」も好き。どちらも山寺祭り(英語版だとロビン・ウィリアムズ)の曲だわさ。


1位 風の谷のナウシカ


あらすじ:青き衣の者が肩にキツネリスを乗せて金色の野に降り立つ

もう、物心ついた時にそばにいたというか、物心ついた時にはがっちりハートをつかまれていたので「ナウシカのいない人生?なにそれ」でございますわよ。
ナウシカのようになりたい。
ナウシカのようになるのはどうしたらいいか、とか考えながら
大きくなった子どもの慣れの果てが、このワタクシでございます。

鈴木プロデューサーいわく、宮崎監督は映画版のラスト、復活するナウシカについてずっと悩んでいると何かで読んだことがあるのですが、「復活」とかわからなかった当時子どもの私には、”一度死んで蘇った”のではなくて「王蟲はおめめが真っ赤でも、ナウシカのことは避けて暴走してたのね!」と思ったもんです。



はー 書いてて楽しかった。

残念ながらランキングしなかった作品としては
・風のように雲のように
(え?!これ映画じゃないの?えー)
・のび太の恐竜
(のぶ代のほうね)
・のび太と雲の王国
(雲には乗れると思ってました)
・スノーマン
(音楽と、絵本をそのまま取り出したような世界が秀逸すぎて)
・マクロスプラス MOVIE EDITION
(シャロンに洗脳されましたが、何か?)
・キリクと魔女
(キリクつぉい子)
・アラジン
・カールじいさん
・アリス
・ピーターパン
(ディズニー見て育った世代なもんでね…)


などなど・・・があります。



ちなみに結果はどうだったかはこちらをご確認ください。
男の魂に火をつけろ! アニメ映画ベストテン:結果発表
男の魂に火をつけろ! アニメ映画ベストテン:監督賞
こちらのブログの読者層(特に年齢層)がとても良くわかる
ベストテンになっております。

アイアン・ジャイアントとかみたことないなー
まどマギもすごいな…こっちもまだ見てない。
パトレイバーは作品通して全く見てない・・・


人生には楽しむべきものがいっぱいありますね。


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